著作権という言葉、聞いたことはありますよね!しかし今の日本のネット社会において、故意的に行っているのか?知らないでいるのか判定できませんが、守られていないのが現状です。新聞の切り抜きを自社のWebサイトに掲載する、TV放送の画像をインスタやTwitterにあげる、マンガの1部分を切り取りSNSへ投稿する・・などです。知的財産管理技能士の僕が解説します。
著作権とは
一言で言えば、ご自身が創造して作ったものは「著作で保護される」ということです。言い換えれば他人の創造して作ったものは勝手に使ってはならないということです。用語についての概要は下記に引用抜粋させて頂きます。
著作権[1](ちょさくけん、英語: copyright、コピーライト)は、作品を創作した者が有する権利である。また、作品がどう使われるか決めることができる権利である[2]。作者の思想や感情が表現された文芸・学術・美術・音楽などを著作物といい[3]、創作した者を著作者という。知的財産権の一種。
このうち著作者の権利は、著作物を活用して収益や名声などを得ることができる財産的権利(著作財産権)と、著作物の内容と著作者を紐づけることで、著作者の人間性を正確に表現する人格的権利(著作者人格権)に分類される[4][5]。狭義に解する場合、著作権はとりわけ著作財産権と同義とされる[6]。反対に、最も広義に解する場合、実演家、レコード製作者、放送事業者など著作物を伝達する者に付与される権利(著作隣接権)[7]も、著作権の概念に含めることがある[6]。
ウィキペディア 著作について抜粋https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9
業務委託のインスタグラムが著作違反
先日LINE構築の話があり構築がめでたく終わりましたが・・・インスタに登録URLをはってという流れにしていた関係上、気になるはずはありません。
なぜか?(今考えると本当に不思議ですが。。)偶然TVごと(笑)動画で撮影した物でした。まさか自社の?と思い再度見直してみると・・やはりその様でした。代行をお願いしている方に急いでラインしました。幸いその後すぐ削除しましたが。。。要約すると
「認識不足ですみません」
「これからは、TV放送については確認をとってもらいたい」
「地方のTVだから制作室に確認・・をとれば大丈夫です」
「店内にあるチラシ(掲示物)も許可をとってほしい」
その後のやり取りで私は言いました。「あまり人を疑うということはしたくないが、以前の投稿の画像の中で著作違反のものはないですよね!」ということを返信しましたが・・
心配になってすぐ、電話をかけたところ先ほどラインしたばかりなのに出ませんでした。翌朝8時過ぎ頃、ラインがあり、「昨日のことですよね。」という内容でした。話を聞くと「業務委託だから責任はない」「あなたが口を出すのはおかしい」との話があり、、私は爆発(笑)しました。
今回TV局で偶然見ている方がいらっしゃらなかったこと、見た方が通報しなかったこと。この2点で大きな問題にはなりませんでした。でも不快な思いをされた方もいらっしゃったかもしれません。こんな店に行かない!って思った方ももしかしたら。。そして「他の画像は大丈夫」なのかについての答えをなかなか言わないので私切れました(激怒)
その後、業務委託の意味、そしてWebの仕事をするにあたり著作に対する認識が甘すぎるので勉強してほしい。ちょっと言い過ぎだとは思いますが、「その様なことはWebで働く以上常識で、お客さんが載せろ!といっても理由を説明して投稿しないのが役割です。お金頂いているのにそんなことが分からないなんて信じられない!」とまで言いました。その後、店主に確認して投稿するとのことですが、それは責任逃れの行動です。だって投稿するのはあなたなのですから。
今回の著作違反を道路交通法に置き換えれば
※ここまで読んでお分かりにならない方は、下記をお読みください。
著作=道路交通法として置き換えてお読みください。
会社の部で飲み会がありました。そこへ業務委託の方も招待しました。業務委託の方は、自家用車で自分の運転で友人と一緒に帰りました。その姿をみた社員Aさんは急いで業務委託の方に連絡をとり、やめさせようとしました。しかし同乗していた友人は捕まらなければ平気。裏道をおしえてやると言いました。結果友人を自宅まで送り自分も自宅に到着しました。幸い警察へ捕まることもなく、何より事故を起こさなかったのが幸いでした。このような認識をもった方、注意される以前にも飲酒運転してますかね?限りなく怪しいと思いませんか?
これは少し私の対策不足です
失敗しました!大失敗!!
事の経過、再発防止策についての書面が出来るまで、投稿なし。を条件につけなかった。
次の日、グループラインで「私の持っている画像でいいのがありましたので・・」よろしいでしょうか?
当然私の答えは「NO」出所の分からない画像使用するのはやめて欲しいです。例えば私がスルーして責任転換されたらたまったもんじゃありません。何よりも、人の物なのか自分の物なのか一緒にしている人に任せられません。またうるさいおじさんが・・・と言われるのもなぁと考えながら、
「加工については写真のトリミング、文字入れのみ」としてくださいと依頼したところ、
「具体的に言ってください」
といわれたので、「写真と文字だけで作成してください」
その後昨日「指摘していただきありがとうございます。今後もよろしく」との謝罪文がきておりましたので、まぁ少しは懲りたか?と思っておりましたが・・
「あなたがなぜ口をだすのですか、分かりかねます」という一言で私は諦めました。
Web制作会社でも著作違反の疑い
まさか?とは思い社内管理のWebサイトを巡回すると依頼しているWeb会社の作成した中にも著作違反が・・。もう知りません。Web会社の管理するポータルサイトのなかにもそのような動画、画像沢山ありました。(指摘はしません!!)その動画さらに二次的加工をしてありました。多分テレビ局に許可を取ったものではないと思います。
ブログコンサルも著作違反を支持?!
先日、私のアドセンスブログコンサルを受けた方がいっておりましたが、「芸能人の記事はブログのアクセスが見込まれる為、その様な記事を書き、その方のイメージが湧くように写真を掲載している。」との話を聞きました・・「NGです!」と答えると「私のブログコンサルの方がそう言ってました。」と言われました。著作および肖像権の侵害ですね。
まとめ
今回、私のなかでは常識である著作権。他人はどれくらい理解しているのか?心配、不安に思いました。まさか?と思い自社サイトで依頼したものの写真の出所を調べました。怪しいものは削除します。自分の身を守る為に。私個人の意見としてはWebでお金を頂いている以上、最低限の知識がある会社とお付き合いしたいです。新規サイトって写真全部チェックしないとだめですかね(泣)
見栄えや、テクニックは確かに重要と思います。でも法律を理解していたうえでのことだと思います。
ブログ、SNS、Webを趣味、仕事で扱う方は是非勉強してから取り組んで頂きたいです。自分を守る為、人の権利を侵さない為です。
今一度、皆さんのブログ見なおしたらいかがでしょうか?
コメント